ジュビロ磐田が先手を取った。前半40分、MF山田のスルーパスに抜け出したFW小川航が倒され、PKを獲得。同41分、このPKを小川航が自らゴール左隅に決めた。引き分け以上でJ1残留が決まる磐田が、大きな先制点を奪った。

昇格には2点が必要となった東京ヴェルディだが、守備に追われる時間が続き反撃できない。決定的なチャンスをつくれないまま、前半を折り返した。

1点追う東京Vは、後半20分。FKからFWレアンドロが右足で狙った。しかし、シュートはGKの正面を突いた。磐田も同32分に好機を迎える。カウンターからFW大久保が抜け出し、右足でバー直撃のシュートを放った。

一進一退の攻防が続いたが、同36分だった。磐田MF田口が、ゴールやや右の位置で獲得したFKを直接決めて勝負あり。磐田が11季ぶりのJ1復帰を狙った東京Vの挑戦を退け、残留を決めた。