関東大学リーグ覇者の早大が、順大に逆転で敗れ、名古屋グランパス加入内定のMF相馬勇紀(4年=三菱養和)、大分トリニータ加入内定でU-21日本代表GK小島亨介(4年=名古屋ユース)の大学サッカー生活が終わった。相馬は持ち味のドリブルでの仕掛けで再三、ペナルティーエリア内に攻め込んだが、ゴールが遠かった。

相馬は今季、名古屋で9試合に出場し1得点。出場した試合は不敗で、11月のセレッソ大阪戦では決勝ゴールを決め、名古屋のJ1残留に貢献した。大学サッカーを終えた相馬は「卒業なんだなと。まだ実感はわいてない。最後、打開できるシーンはあったけど点につながらなかった。自分のサッカー人生はまだ続く。今日の課題と収穫を来季につなげたい」と前を向いた。大学とJリーグを両立した1年に「この1年は多忙で、頭と体の切り替えが大変だった」と振り返り「今日の試合で、背後へのランニングなど自分の長所を思い出すことができた。プロでは判断が大切になってくる。自分の特長をさらに生かすべく、技術の向上に励みたい」と話した。