サッカー元日本代表で、ワールドカップ(W杯)4大会を経験したJ1名古屋グランパスGK楢崎正剛(42)が現役引退する。8日、クラブが発表した。 18年シーズンに登録された選手では、J1最年長、J1歴代最多出場の名手が20年間所属した名古屋で、現役生活に区切りをつける。
奈良育英のGKとして高校選手権出場
市船橋に敗れ悔しい3位に
- 市船橋に決勝進出を阻まれた奈良育英の楢崎正剛は3位表彰式で悔しげな表情を浮かべる
横浜フリューゲルスに入団
1年目から正GKに
- 横浜F対横浜M シュートを止める横浜FのGK楢崎正剛
五輪代表、そしてA代表でW杯へ
- 1998年 日本代表練習中に話し合うGK楢崎正剛(左)と岡田武史監督
横浜フリューゲルス消滅、天皇杯Vで有終の美
- 第78回天皇杯・決勝戦 横浜F対清水 試合終了の瞬間、ガッツポーズを見せた横浜F・GK楢崎正剛と駆け寄るイレブン
名古屋グランパスへ移籍
- C大阪戦でゴールを死守する名古屋GK楢崎正剛
- ストイコビッチの引退記念試合でストイコビッチを肩ぐるましスタンドのファンにあいさつ
シドニー五輪にOAで出場
- シドニー五輪男子サッカー準々決勝。楢崎正剛は試合途中の激突で血に染まったユニホームで試合をする
02年日韓W杯に出場、R16進出に貢献
- GKはただ立ってるだけだ!と、フィリップ・トルシエ監督(左)のとぼけた表情に楢崎正剛も苦笑
- 日韓W杯ベルギー戦。
- 日韓W杯ロシア戦。日本のW杯初勝利に中山雅史らと抱き合って喜ぶ
- 日韓W杯チュニジア戦。チームにカツをいれる楢崎
06年ドイツW杯
- 日本対ドイツ 試合後、健闘を称えるオリバー・カーン(左)。しかし楢崎正剛は顔をしかめてピッチを去った=横浜国際総合競技場(2004年12月16日)
- 日本代表練習 ふざけて三都主アレサンドロ(左)を殴る楢崎正剛=2005年1月26日
- 日本代表合宿 川口能活(奥)が引っ張るゴムひもに抗いながらセービングの練習をする楢崎正剛(05年5月18日)
- サッカーW杯ドイツ大会・日本代表発表会見 代表に選出された名古屋玉田圭司(右)と楢崎正剛が会見がっちり握手を交わす(撮影・清水貴仁)=2006年5月15日、愛知・豊田スポーツセンター2006年ドイツW杯日本代表決定 2006年ドイツW杯関連W杯日本代表発表
10年南アフリカW杯
- W杯アジア最終予選 日本対オーストラリア 試合後、楢崎正剛(右)に向かって怒鳴るDF田中マルクス闘莉王 2009年6月17日
- アジア杯最終予選 日本対バーレーン 整列するGK楢崎正剛(10年3月3日) 顔写真
- 優勝の瞬間、名古屋GK楢崎正剛(左)はDF増川隆洋とガッツポーズ=2010年11月20日
10年名古屋グランパス悲願の初V&JリーグMVP
- 2010年11月20日、リーグ初優勝を決め、バンザイをする名古屋イレブン。中央はシャーレを掲げるGK楢崎。右端はストイコビッチ監督
- イレブンに胴上げされるGK楢崎(撮影・清水貴仁)
- 最優秀選手に輝き、荒川静香(右)からトロフィーを受け取る名古屋GK楢崎正剛=2010年12月6日
- 磐田対名古屋 試合後、名古屋イレブンからJリーグ通算500試合出場を胴上げで祝福されるGK楢崎(撮影・江口和貴)
そしてレジェンドに
- 古巣の練習場で名古屋GK楢崎とランニングする日本代表DF吉田(撮影・上田博志)
- 10年ぶりにニッパツ三ツ沢球技場でプレーした名古屋GK楢崎(撮影・鎌田直秀)
- 名古屋対福岡 拡声器を手に、笑顔を見せる名古屋GK楢崎(撮影・田崎高広)
- 引退セレモニーで名古屋GK楢崎(左)と言葉をかわす相模原GK川口(撮影・江口和貴)
プロフィル
◆楢崎正剛(ならざき・せいごう)1976年(昭51)4月15日、奈良県生まれ。奈良育英高から95年に横浜F入り。クラブ消滅に伴い99年に名古屋移籍。10年にリーグ優勝を成し遂げMVPに輝く。日本代表でフランス、日韓、ドイツ、南アフリカとW杯を4大会連続で経験し、国際Aマッチ通算77試合出場。J1通算550試合出場は史上最多を更新中。18年シーズンは出番はなかった。187センチ、80キロ。