2連覇を達成した川崎フロンターレが15日、神奈川・川崎大師で必勝祈願を行った。

セレッソ大阪から加入したMF山村和也(29)は、祈願後に川崎市の新丸子の商店街を回り、新チームでの第1歩を踏み出した。サポーターから「練習生のころから待ってました」と歓迎を受け、握手や記念撮影で交流。「すごく温かみを感じますね。(サポーターと)こういう近さはなかなか今までなかった。応援してくださっているので、応えられるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

流通経大時代を含め、3度目のオファーでの移籍となった。川崎Fは昨季、リーグ最多得点、最少失点で連覇を達成し、ポジション争いも激烈だ。山村は「お話をいただいたのもありますし、チャレンジをしたいということでフロンターレに来ました」と明かし「練習生で来たころから、いい雰囲気でいいチームだと感じていて、中に入ってみても変わらない。結果をずっと出しているチームなので、そこにしっかり入っていけるようにしたい」と話した。

C大阪ではトップ下でも才能が開花し、センターバック、ボランチと複数ポジションをこなす。「どこでも試合に出て結果を出せるようにいい準備をしていきたい。3連覇は3年かけないと絶対にできない記録。2年間、フロンターレが築いてきた結果なので、そこに貢献できるようにしたい」と3連覇を誓っていた。