J1ジュビロ磐田DF大南拓磨(21)が、初の開幕スタメンを狙う。鹿児島キャンプ4日目の28日、午前午後の2部練習を精力的に消化。愛知県出身の大南は、鹿児島実時代に3年間を過ごした「第2の故郷」での合宿も4年目で、「今まで以上にチャンスはある。開幕スタメンを狙いたい」と宣言した。

プロ3年目の昨季、第4節広島戦でリーグデビュー。終盤戦では4試合連続で先発フル出場を果たし、定位置を狙える位置いる。20年東京五輪世代となるU-21日本代表にも名を連ねる若きDFは「五輪に出るためにも、勝負の年。チームで結果を残していきたい」と、約1年半後に迫った夢舞台への青写真を描いている。

チームの最終ラインには、昨季全34試合に先発フル出場の大井健太郎(34)と高橋祥平(27)が君臨。加えて、長期離脱から復帰の新里亮(28)、定位置返り咲きを狙う藤田義明(36)森下俊(32)と、激しい定位置争いが予想される。

今日29日には、東海大熊本との練習試合に臨むが、大南は「しっかり守備の意思統一を図りたい。その中でも無失点にこだわっていきたい」と強調。キャンプ初実戦から猛アピールする構えだ。【前田和哉】