J2横浜FCのFWカズ(三浦知良、51)が31日、チームの練習に合流した。練習前にはグラウンドでチームメートにあいさつし、その後は室内での筋トレやグラウンド周りのランニングなど、別メニューで調整した。

12月の第1次グアム自主トレで右ふくらはぎを痛めたため、当初1月20日までを予定していた第2次グアム自主トレを同28日まで延長。暖かい場所でしっかりと走り込みを行った後、チームに合流するという措置をとった。「いつもなら最初の日から上げていくけど、今回は上げられないのが分かっていた。(21日の)和歌山(キャンプ)から合流したかったけど、どうしても走り込みをしたいとチームに言った」とカズ。「やれることはやったと思うけど、今回はちょっと不安もあります。走っていても、スピードを速くしていくと不安はありますよ」と話した。それでもサッカーに対する意欲は変わっておらず、「いつでも先発で出る準備、90分出るつもりでいます。1分1秒でも長くピッチに立っていたい。自分が出ても形になる、勝てるところを見てもらいたい」と気を吐いた。

アジア杯を戦う日本代表にもエールを送った。準々決勝まではグアムに滞在していたため映像をチェックできなかったが、準決勝のイラン戦は観戦。「非常にすばらしい試合だった」とし、「すばらしいリーダーが存在として大きいと思う。冨安(健洋)君も、吉田(麻也)と長友(佑都)がいる安心感は大きいと思う」と、世代交代を図るチームを支えるベテラン勢をたたえた。さらに「なんとかアジアチャンピオンになりたいというか、(優勝を)持って帰ってきてほしい。今の日本の力であれば必ず優勝できると信じています」と森保ジャパンに期待を寄せた。