J1ベガルタ仙台は31日、宮崎・延岡市での2次キャンプをスタートさせた。より実践的な練習を行い、戦術面での充実を図る過程にあって、新加入DFシマオ・マテ(30=アルアハリ)が、驚異のスピードでチーム戦術を理解し始めている。練習後、マテは渡辺晋監督(45)に呼び止められ約10分間、話し込み戦術面での確認を行った。2月2日の大分との練習試合でその成果を試す。また、昨年の延岡キャンプをリハビリに費やした仙台DF蜂須賀孝治(28)が、順調な仕上がりをアピールした。

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順調に1次キャンプを仕上げたMF蜂須賀が、2次キャンプでのさらなるレベルアップを誓った。練習後「けがを恐れず、自分らしく激しく競り合ったり、たくさん走ったりチャレンジていきたい。試合が多くなるのでケアをしっかりしながら、90分間戦えるゲーム体力の強化にフォーカスしていきたい」と開幕へ向け最後の仕上げに入る。

今季は積極的に声を出すなどリーダーシップも発揮している。「去年の核だった選手が抜けて、キンさんも引退した。ベガルタ生え抜きで残っている選手も少なくなったし、7年目で中堅の域に入って僕が引っ張る年齢になってきた。ビッグクラブとの差を縮めるためにも日々の練習を1・01倍にするのか0・99倍にするのかで違ってくる。少しでもみんなが気持ちよく練習できるよう、盛り上げていきたい」と話した。