ジュビロ磐田は鹿児島キャンプ7日目の1月31日、鹿屋体大と練習試合(30分×4本)を行い、5-1で快勝した。

MF中村俊輔(40)とFW大久保嘉人(36)が、今季“1号”を記録。チームの頼れるベテラン2人が、存在感を示した。

2本目18分から同時にピッチに立つと、3本目5分。まずは、大久保がゴール前右でFW小川航基(21)の落としを受け、右足で逆サイドに決めた。同19分には、好位置で得たFKに中村がセット。左足から放たれたボールは、壁に当たってネットを揺らした。大久保は「俊さんと2人で取れたことは、雰囲気も良くなると思う」と話した。

これで、チームは14日の始動から3試合の実戦を消化。名波浩監督(46)は、新加入のFWロドリゲス(23)や期限付き移籍から復帰のDF石田崚真(22)らを含め、さまざまな組み合わせをテスト中だ。中村が「新しいパイプを作っている最中」と言えば、大久保も「もっと、全体で落ち着いてできるようにやっていかないと」と得点よりも、取り組む課題を口にした。

同キャンプは残り9日。チームの底上げに視線を向け、開幕への準備を進めていく。【前田和哉】