J2アルビレックス新潟はあす7日、岡山との練習試合を岡山・政田サッカー場で行う。6日はキャンプ地の高知・春野総合運動公園陸上競技場で練習。

DF堀米悠斗(24)が開幕スタメンをアピールする。昨季は右すね疲労骨折の手術し出場は6試合にとどまった。完全復活をかける今季、定位置獲得を目指す。

アグレッシブなプレーを表現し、堀米は岡山戦に備えた。11対11の試合形式、左サイドバックに入って昨季のスタメン組と対峙(たいじ)。ルーズボールへの素早い反応と、得意のサイド突破の推進力を確認。「いい感じで来ている」と自信を持った。

昨年6月、以前から痛めていた右すねを手術。札幌から新潟に移籍した17年以降、疲労骨折に悩まされていた。全治4カ月で昨季は棒に振ったが、それも今季にかけるため。「今は痛みはない。思い切りできている」と本来の状態に戻りつつある。

ここまでの高知キャンプでの練習試合、堀米は昨季スタメン組の1本目ではなく、2本目で出場してきた。「何か足りないということ」。この日も全体練習後、スタッフを相手にフィードの練習をした。強い気持ちが緩んだことはない。整えてきた復活の進行具合を岡山戦で試す。【斎藤慎一郎】

◆堀米悠斗(ほりごめ・ゆうと)1994年(平6)9月9日生まれ、北海道出身。札幌U-18時代の12年、主将を務めてJユース選手権で優勝。13年トップチーム昇格。17年に新潟に完全移籍。168センチ、64キロ。背番号31。