Jリーグのキックオフカンファレンスが14日、都内で行われた。

ジュビロ磐田から名波浩監督(46)とFW大久保嘉人(36)、清水エスパルスからはヤン・ヨンソン監督(58)とFW北川航也(22)が出席。両チームにとって攻撃の要となるストライカー2人が、23日の開幕戦でのゴールに意欲を見せた。

FW大久保が、4季ぶりの「開幕弾」を狙う。恒例のイベントに出席したストライカーは「始まるという感じですね」と笑みを浮かべた。23日に迫った磐田2年目のシーズン開幕を実感している様子。「点を取れば、自分自身も勢いに乗れる。取りにいきたい」と語気を強めた。

01年のプロ入りから過去に2度、開幕戦でゴールを記録している。1度目は神戸時代の12年、2度目は川崎Fに所属していた15年。同年は32試合で23ゴールを挙げ、3年連続得点王の偉業を達成した。「開幕戦はサポーターの勢いも、盛り上がりもすごい。同じ1点に変わりはないけど、最高に気持ち良い」。幸先の良い一撃がもたらす意味も、理解している。

ここまでは、鹿児島キャンプでの走り込みも含めて順調に練習を消化している。「例年は開幕から5~6節ぐらいで(状態)上がっていくけど、今年はいつもより仕上がりが早い」と強調。「個人としては(J1通算)200得点、チームも上にいけるように全力でやりたい」と誓った。残り16点に迫るJ1通算200得点を達成すれば、チームの上位進出も見えてくる。【前田和哉】