J1清水エスパルスGK六反勇治(31)が今季もフル稼働する。

サンフレッチェ広島との開幕戦(23日、Eスタ)を2日後に控えた21日は、静岡市内で完全非公開練習に参加した。3年連続での開幕スタメンが濃厚。今季の幕開けとなる一戦に向け「やっと始まる。ワクワクする気持ちが強い」と力を込めた。

鉄人ぶりを発揮する。昨季はジュビロ磐田との静岡ダービーで前歯4本を折る重傷を負いながらも、約2週間後のリーグ戦でフル出場を果たした。今季も「ここまで順調に調整はできている」。健康を第一に考える守護神は、ピッチ外でも体を入念にケア。普段は消化吸収を遅らせるという冷水はほとんど口にせず、さゆを飲んでいる。地道な努力が実を結んでいる。

17年の清水加入後は、2年連続でリーグ戦(68試合)フル出場している。清水のGKでは過去に真田雅則氏(享年43)が145試合連続フル出場を記録。2位はGK西部洋平(38)の78試合連続と続き、その記録を追っている。ただ、六反にとっては個人記録よりもチームの勝利が最優先。「勝つために自分が何ができるか考えてプレーしたい。その結果で負けないように伸ばしていければ」と決意を示した。【神谷亮磨】