ガンバ大阪宮本恒靖監督(42)が27日、大阪・吹田市内でリーダーシップの重要性を説いた。

この日は3月2日アウェー清水戦に向けて非公開練習。23日の横浜との開幕戦は、柔軟な攻撃パターンをつくれず2-3で敗れた。今季のテーマは「タテに速いサッカー」だが、攻撃の軸に速攻を置きつつ、単調にならず“遅攻”も使い分ける必要がある。

指揮官は「速く攻める時は速く攻める。横浜戦は(攻撃の組み立てを)やり直す時にミスが多かった。(中盤で攻撃のスイッチを入れる時に)自分がリーダーシップを取るという選手がもっと出てこないと」。選手個々に自覚を求めた。

今季初勝利をねらう清水戦は、MF矢島が中盤で先発の可能性もある。その矢島は「ボランチも、前を動かすのに声を出さないといけない」。前線が韓国代表FWファン・ウィジョとブラジル人アデミウソンのため、矢島は「練習から『待て』と言ったら動きを止めろと話している」と、コミュニケーション力アップにも努めている。【小杉舞】