J1ジュビロ磐田MF荒木大吾(25)が、ルヴァン杯初戦で今季公式戦1号を狙う。

3日、6日の同杯ホームG大阪戦(午後7時、ヤマハ)に向けて磐田市内で調整。約2時間の全メニューをこなした。リーグ戦で開幕から2戦連続途中出場中のアタッカーは、先発の可能性も十分。「ゴールを目指していく」と誓った。

1日のリーグ広島戦は、0-0の後半24分に出場。同ロスタイムには、自ら決定機を作った。キレ抜群のドリブルで日本代表の広島DF佐々木翔(29)を翻弄(ほんろう)。だが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。「自分に足りない部分」と振り返る。

昨季、4月のルヴァン杯甲府戦でプロ初得点を含む2点を決めた。チームを逆転勝利に導くと、リーグ戦の出場機会は増加。5月の柏戦では決勝アシストも記録するなど、自己最多となる16試合に出場した。「ルヴァンの結果が良い流れにつながったというイメージがあるし、(G大阪戦は)それをつくれる機会だと思う」と言った。

あと1歩でリーグ初得点を逃した広島戦の悔しさを糧に臨む一戦。ゴールネットを揺らし、今季も上昇気流をつかむ。【前田和哉】

◆荒木大吾(あらき・だいご)1994年(平6)2月17日、千葉県生まれ。中学から柏の下部組織でプレーし、青学大を経て16年に磐田入団。J1通算24試合無得点。178センチ、71キロ。血液型A。