J2モンテディオ山形は14日、木山隆之監督(47)と4選手が会見に出席し、ホーム開幕戦(17日、大宮戦)での必勝を誓った。リーグ開幕戦こそ岐阜に0-2で敗れたが、第2節で昨季3位の横浜FCを2-0、第3節では同4位の町田を3-0と、攻守がかみ合いアウェーで連続完封勝利を挙げた。木山監督は「ここからが本当の開幕。昇格を目指し力強く戦っていく姿を、サポーターにしっかり見てもらい、全力で勝ちにいく」と決意を新たにした。

東洋大から加入のルーキー坂元達裕(22)が勢いを呼んでいる。開幕戦で途中出場すると、横浜FC戦では先発フル出場。町田戦では後半21分に初ゴールを決めた。MF井出遥也(24)、FW大槻周平(29)の新加入組に昨季29試合出場のMF南秀仁(25)、2年目MFアルヴァロ・ロドリゲス(25)ら激戦区のトップ下シャドーで輝いている。

課題だった守備での成長を実感し「最初は全くわからなかった。先輩、監督からの指示を実行していく中でいい守備から入れるようになった」。前線からの激しい守備を具現化しながら、攻撃では持ち前のドリブル、飛び出しで得点に絡む。「まずはプロになって得点を決めることが目標だったので、本当に大きな1点だった。自信になっています」と、ホームデビューでの大暴れを予感させた。【野上伸悟】