3月31日の松本山雅戦で今季初勝利を挙げた川崎フロンターレが3日、神奈川・川崎市内で5日のホームでのセレッソ大阪戦へ向け調整を行った。

C大阪戦からACL、リーグ戦とハードスケジュールが続く。連戦に備え、この日は凝縮した戦術練習で攻守の連係を確認した。

鬼木達監督は「ここからまた、選手がもう1回巻き返してやろうという気持ちがすごく感じられる数日間」と手ごたえを口にした。

3月末の中断期間では、もう一度、キックやトラップの質にこだわり、攻撃サッカーの基本に立ち返った。指揮官は「これぐらいでいいだろう、というのが出ていて、それを自分自身が見逃していた部分もある。そこを突き詰めて、もう1回でなく、もっともっと、出せるように突き詰めていくことがこだわり。それは選手も感じている部分」と振り返った。

4月からクラブハウスに食堂もオープンした。2連覇した優勝賞金とJリーグからの理念強化配分金で選手たちが勝ち取った施設でもある。サラダのドレッシングも6種類、ドリンクも豊富にあり、毎日異なる主菜と副菜が出てくる。選手たちは「おしゃれなカフェみたいな雰囲気。シェフがいて、温かくておいしいものばかり」と歓迎していた。