清水エスパルスはチーム一丸で勝利をつかんだ。

1点リードで迎えたロスタイムの表示は5分。終盤は終始押し込まれたが、DF立田悠悟(20)を中心とした守備陣がはね返し続けた。試合終了の笛が鳴ると、立田はピッチ上で号泣した。開幕から6戦未勝利の中で毎試合得点を奪ったが、守備が耐えきれなかった。磐田戦に備え、チームは守備を重点的に練習した。立田は「自分自身も迷惑をかけていた。涙の理由は…。自然と出てきました」。ヤン・ヨンソン監督(58)も「努力が報われた」と満足げだった。