サッカーの全日本大学選抜は23日、都内でU-20全日本大学選抜と練習試合(45分×2本)を行い、ショートキャンプを打ち上げた。

全日本大学選抜は、東京五輪世代で鹿島アントラーズ内定のFW上田綺世(法大3年)、川崎フロンターレ内定のMF三笘薫(筑波大4年)とFW旗手怜央(順大4年)らが出場。会場には日本代表の森保一監督、U-20日本代表の影山雅永監督らが視察に訪れた。

全日本大学選抜は1本目の開始直後に失点も、20分にMFイサカ・ゼイン(桐蔭横浜大4年)の右からのクロスを三笘が右足で合わせ同点に。直後には、上田のダイビングヘッドで勝ち越した。2本目もU-20全日本大学選抜を圧倒した。

ユニバーシアード代表選考前の最後の合宿で、上田はゴール前の迫力あるプレーで存在感を発揮。鹿島の特別指定選手に認定され、U-22日本代表、大学と複数のチームでプレーするが「僕にとっては立場、役割はどこにいっても一緒。FWはそういうもの。僕が出る限りは点を取ることにこだわる」とストライカーの自覚を示した。また、三笘は得点のほか、裏への抜け出しやドリブルでの果敢な仕掛けで躍動し「新メンバーもいるので合わせるところと、自分も結果を出そうと思っていました。スプリントの意識や走りの質、オフザボールの動きなど、改善点は多くあるかなと思います」と振り返っていた。