J開幕以来27年間J1で戦い続ける2チームの顔合わせは、ホームの横浜F・マリノスが鹿島アントラーズを下して、平成最後の試合を勝利で締めくくった。

先制したのは鹿島。前半11分、MF土居の中盤でのチェックからMFレオ・シルバがボールを奪い、左のMF白崎へ。大外を全速力で駆け上がったDF安西にスルーパスが渡ると、スピードそのままエリア内に切り込み、倒れ込みながら相手GKの股抜きシュート。安西の今季2点目で、アウェーの鹿島が先制して前半を折り返した。

後半は横浜が一方的に攻め立てた。24分、横浜陣内で相手のパスミスからMF喜田、MF三好とつなぎ、最後はFW仲川がエリア内右から決めて同点に。なおも攻め続ける横浜は同37分、MF天野が中央付近から前線のFWマルコス・ジュニオールめがけて浮き球のスルーパス。これを落ち着いて流し込み、横浜が勝ち越しに成功した。

鹿島はMF白崎が起点となり攻撃を組み立てたが、思い通りに試合を運べなかった。