クラブ令和1号は背番号9が決める。北海道コンサドーレ札幌は4日、札幌ドームでヴィッセル神戸を迎え撃つ。

札幌・宮の沢で前日練習を行ったFW鈴木武蔵(25)は、新元号初戦での記念すべき“1点目”へ「頑張ります。目指していきます」と意気込んだ。5連勝中の公式戦全試合で先発し、勝利に貢献。クラブにとってJ1初の4連勝がかかる一戦で、幕が開けた令和のクラブ史に名を刻む構えだ。

リーグ最多タイ7得点のFWアンデルソン・ロペス(25)は、左膝負傷で欠場の見込み。「チームとしてやることは変わらない。チーム力が問われるので、しっかりやっていきたい。ロペスがいないから点が入らないって言われないように」と、自らにプレッシャーをかけた。

リーグ戦では6試合ゴールから遠のいているが、ルヴァン杯は2戦5発。「(前節も)パスが通っていれば、GKと1対1という場面が何度もあったので、パスが通ればゴールは増えていく」と力を込めた。

本拠地には今季初の3万人以上の来場が予想されている。札幌としては2季ぶりに地上波放送での全国中継も行われ、多くのサポーターらにプレーを見せられる機会となる。コンディション不良の神戸MFイニエスタ(34)の出場は不透明だが、昨季長崎時代にかなわなかった初対戦も期待の1つ。「満員に近い札幌ドームはすごい楽しみ」と、キックオフを待ち望んでいた。【保坂果那】