J1磐田は12日、アウェーで首位のFC東京と対戦(味スタ、午後2時)する。チームは11日、磐田市内で最終調整に励んだ。

今季初の連勝を狙う一戦は、母の死去で一時帰国中のFWロドリゲス(23)が不在。チームトップの3得点を記録する助っ人を欠く中、名波浩監督(46)は「押し込まれる時間、ピンチは多くなる。我慢強く戦いたい」とポイントを挙げた。

鍵となる守備陣は、ここまで10試合10失点と安定している。前節浦和戦では、戦列復帰したDF大井健太郎(34)を軸に4戦ぶりの完封。今季2勝目の原動力となった。指揮官は「危険なエリアを消す作業ができている」と評価する。

東京は現在、10戦無敗。本拠地では5戦全勝と圧倒的な強さを見せる。しかし、磐田も東京戦の直近4試合は無失点で負けなし(2勝2分け)だ。GKカミンスキー(28)も「良いイメージがある。個人的には好き」とニヤリ。下馬評を覆し、勝ち点3を持ち帰る。【前田和哉】