打ち合いとなった一戦はホームの清水エスパルスが制した。

前半2分、ベガルタ仙台は左CKを獲得。キッカーのDF永戸がグラウンダーのクロスを入れると、中央に走り込んだMF松下が左足ダイレクトで合わせてネットを揺らした。

先制を許したホームの清水もすぐさま追いつく。同5分、中央から右サイドに大きく展開。ボールを受けたMF金子がクロスを上げ、FWドウグラスがヘディングで同点ゴールを挙げた。同20分にはFW北川が自ら獲得したPKを冷静にゴール右隅に決めて逆転に成功。リードを奪ったが、仙台も食らいついた。

同37分、自陣からカウンターを仕掛けると、MF吉尾が強烈な左足ミドルを突き刺して同点とした。だが、清水も意地を見せる。同ロスタイム、FW北川のパスに反応したDFエウシーニョがゴール前での競り合いに勝ち、右足で勝ち越しゴール。二転三転の前半は清水が1点リードで折り返した。

後半も序盤に試合が動く。仙台は同14分、右サイドを崩すと、クロスにFW長沢がダイビングヘッドで合わせて試合を振りだしに戻した。その後は互いに決定機を欠く展開だったが、ホームの清水が試合を決めた。同44分、FW北川のクロスをFWドウグラスがヘディングで合わせて決勝点。清水は篠田監督就任後リーグ戦初勝利。仙台は連敗となった。