3位横浜F・マリノスが4位大分トリニータとの上位対決を制した。

互いに最終ラインからボールをつないで攻めるスタイルを売りとする両者の1戦は、前半は一進一退の攻防。開始1分に横浜MF天野純が鋭いミドルシュートを狙うなどホームの横浜が攻勢に出ると、大分もFWオナイウ阿道らFWを中心に盛り返した。

前線から激しくプレスを掛けあう強度の高い展開の中、決勝点は後半29分に生まれた。FWエジガル・ジュニオがペナルティーエリア内から右足で放ったシュートは1度DF三竿に当たるも、こぼれ球を再度シュート。ふたたびDFに当たって今度は軌道が変わり、GKの逆を突く形となってゴール右隅へ吸い込まれた。

チームの10番を背負う天野がベルギー2部ロケレンへ期限付き移籍が決まり、これが最後のリーグ戦。好調エジガル・ジュニオの1発で、旅立ちに花を添えた。