バルセロナ移籍を決断した鹿島アントラーズMF安部裕葵は、この日がラストゲーム。

後半29分から途中出場し、スルーパスに抜け出して右サイドを駆け上がりチャンスを作るなどしたが、得点に結びつくプレーはできなかった。

試合後は、スタジアムに「ヒロキ」コールが鳴り響いた。安部はFW伊藤に手を取られサポーターに手を振り、MF三竿、MF白崎らに背中を押されてゴール裏に向かって一礼。ロッカールームに引き揚げた後もコールはやまなかった。

取材に対応した安部は「(移籍は)まだ決まっていない。先に報道が出ているみたいですけど、僕は知らない。しっかりと形になれば発表させていただこうかと思います」と話すにとどめた。