J1ベガルタ仙台は26日、仙台市泉サッカー場で練習を行った。J1コンサドーレ札幌から25日に完全移籍で加入したMF中原彰吾(25)も合流2日目ながら精力的に動いた。

ボランチとして「視野の広さを生かした攻撃につながるパスが持ち味。チームがボールを握れるようにコントロールしたい」と力を込めた。一緒にロングパス練習をしたMF椎橋は「多彩なキックを持っている。長短のキック技術はすごい」と太鼓判を押す。中原は昨季、期限付き移籍で所属したV・ファーレン長崎ではセットプレーでキッカーを務めた。正確な右足でFK、CKの場面でも期待がかかる。

17年はガンバ大阪に在籍し、同じボランチの元日本代表MF遠藤保仁(39)から刺激を受けた。「どこにボールをつけるかなど細かいプレーが参考になった」。昨季は長崎でJ1自己最多15試合に出場し2得点。しかし、札幌に復帰した今季は3月のルヴァン杯で負傷し長期離脱。公式戦出場は5試合にとどまり、出番を求め下部組織から在籍した古巣に別れを告げた。「個人の数字よりもチームを勝たせることに集中したい」。背番号は37。仙台の中盤に新たなアクセントを加える。【山田愛斗】