鹿島アントラーズDF内田篤人(31)が29日、3月の磐田戦で右膝を負傷して以来約4カ月ぶりに、ゲーム形式の練習に復帰した。

31日の浦和戦(埼スタ)を想定した紅白戦で、浦和の右ウイングバックを務めるDF橋岡のポジションに入り、約15分間プレー。得点に直結する場面はなかったが、久々にチームを引っ張るキャプテンの声がピッチに響いた。

それでも復帰は急がない構えだ。負傷後約1カ月チームに合流できなかったこともあり、「練習は一緒にやらなきゃダメ」と内田。再負傷は避けたい状況だ。本職でない右サイドバックで奮闘しているMF永木が安定したパフォーマンスを見せていることもあり、「チームもうまくいっている。ヤマ場はまだ夏明け。大事なときにいられるように、良いコンディションを作るのもひとつあるかな」と、長いシーズンを見据えて慎重に調整していく方針を明かした。