Jリーグは24日、来季のJ1リーグ戦などでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を導入することを発表した。同日に行われたJリーグ理事会で承認された。

VARが導入されるのは来季のJ1リーグ戦全試合のほか、ルヴァン杯のノックアウトステージ13試合、J1参入プレーオフ決定戦1試合、リーグ戦と天皇杯王者が対戦するスーパー杯1試合の計321試合。Jリーグは昨季からVAR導入へむけて審判のトレーニングやテストを進めており、今季もすでにルヴァン杯準々決勝8試合で導入されたほか、今後も同杯の準決勝、決勝と、J1参入プレーオフ決定戦での導入を予定している。

理事会後の会見に出席したJリーグの村井満チェアマンは「ひとつはFIFAを中心としてW杯などで(VARが)導入されている潮流があり、世界と戦う上で、この流れを視野に入れる必要がありました。多くのファン、サポーターの方から導入への声があったのも事実です」と話した。導入予定年度として挙げていた21年シーズンから1年早まったことについては「さまざまな施策やトレーニングのスピードアップもあり、来シーズンからということになりました」と説明した。