J2アルビレックス新潟が水戸ホーリーホックに3-0で快勝した。FWレオナルド(22)が1-0の後半ロスタイムにゴールを連発した。

ロスタイム3分にはPK、同5分にはヘッドでネットに突き刺した。試合終了時点でJ2得点ランクトップに並ぶ、20ゴール(出場30試合)。チームも3試合ぶりに勝ち点3を奪い、5戦負けなし(2勝3分け)と乗ってきた。

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時間稼ぎはしない。1-0で突入した後半ロスタイム。FWレオナルドのゴールラッシュはここから始まった。導いたのは途中出場のMF本間至恩(19)だった。

左サイド奥深くから、ドリブルでペナルティーエリアに侵入。ファウルで倒され、あおむけになりながらガッツポーズした。もらったPKをゴール右隅に放り込んだレオナルドは、本間のへ駆け寄りハイタッチし、抱き合った。「ネイマール、メッシのような仕掛け。彼(本間)の得点。チームの得点」と言った。

その3分後には、DF新井直人(22)の右クロスを頭で合わせて2得点目。ロスタイムに得点を重ね、3-0。「終わりの笛が鳴るまで、どんなチャンスでも(点を)取らなくてはならない」とレオナルドは貪欲だった。

J3ガイナーレ鳥取時代のリーグ得点王の今季目標はJ2得点王。今季20得点とし、新潟の試合終了時点で長崎FW呉屋大翔に並んだ。「長崎の選手はもうこれ以上、点を取らないで欲しい」。レオナルドは冗談っぽく言いながらタイトルへ意欲を見せた。【涌井幹雄】