J1ベガルタ仙台は26日、MF松下佳貴(25=写真)が23日のG大阪戦で負傷し、診断の結果、右足首の靱帯(じんたい)損傷と発表した。

完治までは6~8週間とみられ、今季中の復帰は絶望的となった。神戸から今季加入した松下だが、開幕直後は出番がなく苦しんだ。それでも、高卒新人のようなハードメニューで、徐々にコンディションを上げることに注力。そして第8節の鹿島戦からボランチのポジションをつかむと、前節まで25試合連続スタメン出場していた。

第11節の広島戦では、後半ロスタイムに加入後初ゴールとなる決勝弾を決めるなど、ここまで3ゴール。1試合平均タックル数はリーグ9位と守備でも貢献していた。残りは2戦。30日の大分戦で引き分け以上なら自力残留は決まるが、正確な左足で中盤からゲームメークする不動のレギュラーの離脱は、大きな痛手となる。