J2アルビレックス新潟の特別指定選手、FW矢村健(22=新潟医療福祉大4年)の入団内定会見が29日、新潟医療福祉大で行われた。

矢村は18年9月に入団が内定していて、この日が正式な来季新加入のお披露目になった。ルーキーイヤーとなる20年の目標に開幕スタメンと2桁得点を挙げ、チームのエース、FWレオナルド(22)をライバルと名指しした。

淡々とした口調も、自信に満ちていた。矢村はプロとして手本とする存在にレオナルドを挙げながら「目標というよりライバル。同い年なので」。今季28得点のリーグ得点王を目指す存在ではなく、競い合う相手として見る。

昨秋に入団が内定し、背番号「39」の特別指定選手として過ごした今季、第40節のホーム岐阜戦(9日)で後半42分から3分間出場。Jリーグデビューを果たした。それでも「ボールに触れず悔しかった」。来年1月予定のチーム始動からアピールするつもりだ。

今季は1、2月のキャンプに参加し、練習試合も新潟の選手として出場。チームの雰囲気は分かっている。「キャンプから開幕スタメンをアピールする」。持ち味は豊富な運動量と昨季の北信越大学リーグで28ゴールを決め、得点王を手にした決定力。「J1に昇格し、貢献した1人と言われるように得点できればいい」と力を込めて言った。