浦和レッズFW興梠慎三(33)が7日の今季最終節ガンバ大阪戦(埼玉)を欠場した。父の善二郎さんが前日に亡くなったためで、この日午前、故郷の宮崎に戻ったという。前日の午前練習には参加していた。クラブの説明によると、浦和の選手はユニホームに喪章をつけて試合に出場する。今季のリーグ戦成績は31試合12得点で確定した。

善二郎さんは00年から宮崎市内で鶏肉店「ローストチキンコオロギ」を経営。昨年、東京初進出の支店がオープンした際も上京し、元気な姿を見せていた。

興梠が鵬翔高から鹿島アントラーズ入りした際も「お前の道はお前が決めろ」と、複数オファーの中から最も競争が厳しいクラブを選ぶ決断を後押し。浦和移籍の際も相談に乗って賛成した人だった。