北海道コンサドーレ札幌GKク・ソンユン(25)がバセドー病であることが7日、明らかになった。三上大勝GM(48)が「検査してみたらバセドー病だった。とりあえず2週間の投薬治療を受けて、その数値を見て復帰時期が決まるだろうという状況」と明かした。現在、韓国には新型コロナウイルスの影響で帰国できないため、主に札幌市内で静養しているという。

1月のタイキャンプ中から疲労回復の遅さを自覚し、2月の熊本キャンプ中にもコンディションが上がらなかった。もともと鼻の調子が悪かったため、熊本市内の病院で検査を受けた。2月28日、同病院からバセドー病の疑いの報告を受け、同29日に札幌市内の病院での検査で診断され、今月1日から治療を開始した。

クは札幌入りした15年から正GKとして活躍。16年J2優勝、18年J1クラブ史上最高4位などに貢献し、今季も2月16日ルヴァン杯鳥栖戦、同22日リーグ開幕柏戦にフル出場していた。同GMは「幸いバセドー病のなかでも数値上は軽い段階。彼のなかではポジティブに捉えている。今までわからなかった疲れが取れない、息も上がりやすい原因がしっかりわかって、完治すればやれる。彼自身も明るい」と話していた。