J1清水エスパルスは17日、J3藤枝MYFCと練習試合(45分×2本)を行い、0-0で引き分けた。守備陣が奮闘し、集中力を切らさず完封。試合の様子は、クラブの公式インスタグラムでライブ配信され、平日の昼間にもかかわらず、約6000人の視聴者を集めた。

カウンターを狙う相手の攻撃を、素早い攻守の切り替えで未然に防いだ。今季の公式戦は2試合連続で複数失点を喫していたが、守備の立て直しへ光明を見いだした。先発出場したDF立田悠悟(21)は「選手の距離間が良かった。当然勝ちたかったが、無失点に抑えられたのは大きい」と手応えを示した。GKネト・ヴォルピ(27)も好セーブを連発。最後方から守備を支えた。「体もよく動いた。日々の練習で成長しているので、監督の目指すサッカーをさらに理解していきたい」と話した。

ピーター・クラモフスキー監督(41)は「引いた相手をいかに崩すか。教訓にしたい」と、今後の課題を挙げた。28日にはJ2ジュビロ磐田と練習試合(非公開)を行う。再開が予定されている来月4日のアウェー、サガン鳥栖戦へ、さらに精度を高めていく。【古地真隆】