北海道コンサドーレ札幌元DFで今年2月に現役引退した横山知伸氏(35)が7日、札幌市内で4月から就任したアカデミーのフィジカルコーチとして、札幌U-15の練習で初指導した。

約1時間半、ボール拾いなどをしながら熱心に指導した。練習後、横山氏は「成長期の選手たちがけがをしないような体づくり、ベースづくりをしていきたい」と抱負を語った。

札幌には18年まで2季在籍し、17年にはリーグ戦26試合で2得点。退団後の18年末に脳腫瘍の摘出手術を受けた後も、懸命のリハビリで昨年9月にJ2岐阜で復帰を果たした。「現役時代から興味があった」というコーチ業は、過去所属クラブに引退あいさつをする中で、札幌の三上大勝GM(48)から誘いを受けて実現した。闘病生活などの経験も糧に「支えてくれる人への感謝の気持ちを持つこと(の大切さ)も伝えていきたい」と話した。