J1サガン鳥栖は2日、テレビ会議アプリ「Zoom」を通じて“段ボール・サポーター”での応援企画実施を発表した。

段ボール箱の製造やデザインなどを手がける地場企業「サガシキ(本社・佐賀市)」とタイアップし、「砂段ティーノ(ハコデサポーター)」と題して商品開発する。耐久性が高く、耐水性段ボールを使用することで雨にも対応可能だ。

「サガシキ」によると、鳥栖以外のJリーグの複数クラブからも問い合わせがあったといい、この珍しい取り組みに、竹原稔社長(59)が賛同した。会見に出席した竹原社長は「佐賀の素晴らしい技術で、Jリーグ全体が盛り上がることを期待している」と話した。

販売数は限定されるが、「最低でも1万人は迎えたい」と竹原社長。経営危機にある鳥栖にとっては、J1再開でも当面の間、無観客や収容制限となりそうで、苦しい状況は続く。

そんな中、ホーム試合を盛り上げる試みで、サポーターの写真を段ボールで等身大パネル(縦700ミリ、幅400ミリ)にし、スタンドに並べて後押しする。

収容制限の場合でも空席に、1カ月をメドに設置予定だ。8日から販売特設サイトで受けつける。