J2京都サンガは8日、セレッソ大阪とのプレシーズンマッチ(2月9日)において不適切な旗が掲出された件について、Jリーグ裁定委員会から下された懲罰内容を発表した。

対象事案はサンガ側のゴール裏席で京都サポーター1人がナチスドイツの親衛隊が使用した、交差した骨の上にどくろが乗るデザインと酷似した旗が掲出されたもので、クラブに罰金100万円が下された。

伊藤雅章社長はクラブを通じ、「サッカーに関わる多くの皆さまに不快な思いをさせてしまいましたこと、また誠実にルールを守り、純粋に選手、クラブを応援してくださっている大多数のサポーターの皆さまにご迷惑をおかけしましたことをおわび申し上げます」と謝罪し、「当旗は2009年に制作されて以来、当人も違反とは気づかず、またクラブとしても長年にわたり摘発することができず、放置されてきました。今回の件を真摯(しんし)に受け止め、今後はサポーターの皆さまにもご協力をいただきながら、再発防止の徹底を行い、だれもが楽しめるスタジアム作りに向け取り組む所存です。その一環として啓発活動を徹底するとともに、掲出物の事前申請制度を設けてまいります」とコメントした。