浦和レッズが練習再開後、初の対外試合に敗れた。

1本目にFC町田ゼルビアMF高江麗央に先制点を許すと、2本目の終了間際にCKからFW安藤瑞季に追加点を奪われた。ベンチ入りメンバーをほぼ起用した浦和は4本目にFW武藤雄樹が何とかゴールを奪い返した。約1週間開幕の早いJ2クラブとの調整状況の差が出たようだ。

1本目の30分に出場したFW興梠慎三は「ピッチ(の芝)が長くて雨でぬれていたけれどボールが走らなかった。相手の若い選手に走り負けた。今日は全然ダメ。3カ月近くも試合なく、急にトレーニングしてもうまくいかない。時間はないけれど7月4日(のJ1再開)までにはコンディションを上げたい。変な試合をして申し訳ないです」と振り返った。

新型コロナウイルスの影響で、浦和は4月5日からチーム活動を休止し、5月27日から少人数グループでの練習を再開。6月4日から全体トレーニングを再開したばかりだった。1、2本目に出場したGK西川周作主将は「先制される試合ではなく、自分たちから仕掛けてたくさん点を取って楽しませたい。また試合を重ねるごとに良くなると思うのでポジティブにやっていきたいです」と前を向いた。

練習試合はクラブ公式ツイッターでライブ配信。4万7000人以上の視聴者数となった。また水内猛氏、坪井慶介氏の両OBによる解説で行われたライブイベントのギフティング企画では最高で1口10万円の投げ銭があった。