Jリーグで19日から導入を始めたPCR検査について、ガンバ大阪の元日本代表MF井手口陽介(23)が感想を述べた。大阪・吹田市での練習後、オンラインで取材に応じた。

井手口は「PCR検査は唾液で行い、インフルエンザ(の予防注射)より痛くなかったのでよかった」とこの日、チームで受けた検査を振り返った。7月4日から再開されるJ1へ、新型コロナウイルスの影響による通常と違った試合運営になることを問われると、「無観客の方が(影響が)あるかな」とも語った。

韓国代表のDFキム・ヨングォン(金英権=30)は「(韓国)Kリーグは選手、スタッフ全員がPCR検査受けて、問題なかったので先に再開した。Jリーグもこれから全員していくので、誰も陽性が出ないことを祈ります」と話した。

感染対策を施し、先に再開されたKリーグについて「(無観客で)サポーターの声がないのは残念だが、Kリーグの話を聞くと、選手の声が通るので意思疎通が図りやすい。(自分たちも)うまくやりとりして、細かい部分をすり合わせていきたい」と、母国リーグの情報を参考にJリーグに臨むという。

Jリーグの方針では、PCR検査は今後も2週間に1度を目安に、12月のシーズン最後まで定期的に行っていく。【横田和幸】