J1が再開した。新型コロナウイルスの感染拡大による中断が明け、約4カ月ぶりに試合が開催された。コロナ対策の中で行われる今季、一体どこが変わるのか。

◆無観客 J1、J2は第3節、J3は第2節まで観客ゼロで行う。10日から段階的に動員を始める予定。Jリーグも加わる日本トップリーグ機構は懲罰的な意味合いのある「無観客試合」と区別するため名称を「リモートマッチ」とした。

◆PCR検査 Jリーグによると、全選手や審判員らを対象に実施した新型コロナウイルスのPCR検査は全3070件が陰性だった。陰性が試合登録の条件でPCR検査は2週間に1度、今季終了の12月まで継続する。

◆飲料水 飲水ボトルの共用を避けて個別に用意。試合中に給水タイムを設ける。

◆試合前 恒例の握手やペナント交換などは行わず、整列せずに各自で入場する。写真撮影は1~2メートルの距離を空けて実施。

◆メディア対応 記者は1社1人で上限25人、カメラマンは1社1人で16人、テレビクルーは1系列1クルーの最大21人。完全事前申請制。試合後の取材は合同でのオンライン対応のみ。

◆交代枠 3人から5人に拡大。交代回数はハーフタイムをのぞき3回まで。

◆降格なし 今季はJ1、J2で降格なし。

◆ベンチ ソーシャルディスタンスを保つため、1席ずつ空けて座る。