北海道コンサドーレ札幌は17日、千葉市内でベガルタ仙台戦(18日、ユアスタ)に向けて最終調整し、ベンチ入りメンバーは敵地へ移動した。オンライン取材に対応したミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「仙台戦は我々にとって重要なゲームだ。いい結果を持ってホームへ帰りたい気持ちが強い」と、勝利を強く望んだ。

J1での敵地仙台戦は相性が悪い。ユアスタでの戦績は1分け4敗で未勝利。昨季はホーム、アウェーともに敗れた。得点源のエースFW鈴木がケガで不在の中、指揮官は「ゴール前でアイデアを持った崩しが必要になってくる」と見据えている。

6月22日からスタートした高円宮記念JFA夢フィールドでの千葉キャンプをこの日打ち上げた。「日本サッカー協会、夢フィールドのスタッフのみなさんに心から感謝したい。素晴らしい環境の中でトレーニングできた」と話し、アウェー3連戦が控えるリーグ終盤の12月も同地でキャンプを行う可能性にも触れた。「こういう状況でもしっかり自分たちのプレーをして結果を残し、北海道の人たちにいいニュースを届けたいという彼らの強い思いを感じた」と選手たちを評価し、約1カ月間のキャンプを総括した。

リーグ再開後は2勝1分けと勝ち点を重ねている。アウェー4連戦の締めくくりの試合が終われば、今季ホーム開幕の東京戦(22日、札幌ド)を迎える。「仙台に勝って勢いを持ってホーム3連戦に臨みたい」と誓った。【保坂果那】