3連勝と波に乗る柏レイソルのネルシーニョ監督(70)が29日、8月1日のアウェー名古屋グランパス戦に向けチーム一丸で戦う覚悟を示した。

名古屋で、選手2人とスタッフが新型コロナウイルス感染が確認され、26日のアウェーのサンフレッチェ広島戦が中止になった。全国的な感染拡大の中、8月に入ると、名古屋戦を皮切りに遠征が入ってくる。オンラインで取材に応じた指揮官は「一番、手っ取り早いのは、1歩も家から出ずに自宅でこの状況を過ぎるのを待つことだが、そういうわけにもいかない。リーグが再開され、我々は今、戦いのまっただ中にいる。戦わないわけにはいかない」と強調した。

柏はリーグ再開前も感染リスクを考慮し、練習試合を組まなかった。指揮官は、クラブ内に感染者が出ていないことを挙げ「今までやってきた対策に、遠征の部分で新たな注意が必要になってくる」と気を引き締めた。無敗の名古屋との対戦に「レイソルにとって、この先の戦いの上で落とせない」と勝ち点3を持ち帰る決意を示した。