仙台は「5度目の正直」でホーム初勝利を狙ったが、またも届かなかった。後半ロスタイムに被弾。昨季王者の横浜に0-1で敗れた。

これで6試合未勝利(2分け4敗)。この日は5失点大敗した前節7月26日の柏戦からスタメン7人を入れ替え。来季加入内定で特別指定選手の191センチDFアピアタウィア久(21=流通経大)が先発でJリーグデビューした。

センターバックで出場のアピアタウィアは「この試合で今後のサッカー人生が変わると思い挑んだ」。持ち味の高さと強さで横浜攻撃陣を自由にさせず。好守にサポーターからは何度も大きな拍手を送られた。それでも「最後の場面で守りきれなかった。大学とは違った緊張感があった」と悔しさをにじませる。「緊張してイージーなパスミスが目立った。次にチャンスをもらえたら、そこらへんを修正したい」と前を向く。

木山監督は最後の最後に均衡を破られる悔しい敗戦に「何とか粘って最低でも勝ち点を取れればというゲーム。(選手は)大敗した後に持っている力を出し、しっかり戦ってくれた」。次戦は8日。7試合ぶり勝利を目指し、アウェー神戸に乗り込む。【山田愛斗】