来日2年目のブラジル人、ヴィッセル神戸DFダンクレー(28)が5日、神戸市内で行われた練習後、オンラインで報道陣の取材に応じた。

昨年は29試合、今季はここまで4試合に出場。前節北海道コンサドーレ札幌戦では、5試合ぶりに復帰を果たしたばかり。

4試合欠場していた理由について、本人は「(欠場した)1試合目は、練習で足を踏まれて内出血してチームへの同行をやめたこと。2試合目は体調不良でめまいを起こし、検査では内耳(三半規管)に問題があった。今はもう100%になった」と説明した。

主に3バックでは右、4バックでは中央を守る助っ人は、8日ベガルタ仙台戦(ノエスタ)へ「相手はカウンターを準備していると思うので、その機会を与えない。いい試合の入りをして、早めに(危険性を)つんでいけるようにしたい」と必勝を誓った。

母国の名門ボタフォゴを筆頭に、ポルトガル、フランスなど欧州でのプロ生活が長かった。本来は攻撃力も売りにしているが、Jリーグではまだ無得点だ。

「本来は攻撃に顔を出すタイプだが、神戸には前線にタレントが多いので、自分は必要なサポートをしていく。その上で(同じ最終ラインの)大崎やフェルマーレンも攻撃にかかわる自由は与えられているので、後ろからつなぎのパスで顔を出せれば。守備が最優先だが、このユニホームで得点していないので、ゴールという形でも貢献したい」と、来日第1号ゴールを目標に掲げた。【横田和幸】