Jリーグは12日、同日午後7時から開催予定だったルヴァン杯1次リーグのサンフレッチェ広島-サガン鳥栖(Eスタ)が、開催中止になったことを発表した。

鳥栖では既に新型コロナウイルスへの感染が判明していた金明輝監督(39)に加え、新たにこの日2人の感染が判明した。選手、チームスタッフ各1人で、さらに7人が陽性の疑いがあり、検査結果を待っている状況。最大で9人の陽性の可能性があるという。金監督を合わせれば、最大10人という大人数になる。

Jリーグ、鳥栖、広島がこの日午後4時すぎ、オンラインで合同会見が行われた。Jリーグ村井チェアマンは「試合中止を先ほど決定した。鳥栖の監督が感染したが、本日新たに2人の選手及びチーム関係者が陽性判定が出た。現時点においてほか、最大7人の陽性疑いで検査の結果を待っている。可能性として9人の陽性可能性あり、本日のルヴァン杯開催の可能性が難しいと判断しました」などと報告した。

多くの感染者を出したことに、Jリーグでは初めてのクラスター(集団感染者)発生の可能性について、村井チェアマンは「3人プラス7人、(最大で)2桁は非常に多い。クラスターの判断かは、保健所の指示に従う」と、クラスターかの判断は保健所の判断次第だと説明した。