J2ジュビロ磐田は5試合ぶりの黒星を喫した。ホームで千葉に1-2で敗戦。前半28分にFW小川航基(23)が1-1に追い付く同点ゴールを決めたが、逆転には至らなかった。チームは6試合連続失点。守備に課題を残した。

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またしても思い通りのゲームプランにならなかった。磐田は前半21分、カウンターから失点。昨季まで磐田でプレーしていた千葉FW川又堅碁(30)にゴールを許した。チームは3試合連続で先制点を献上。フベロ監督(46)が再三修正を求めている早い時間での失点を止められなかった。

同28分には相手GKのクリアボールがFW小川航に当たって一時は同点とした。だが、喜びもつかの間だった。同35分に、敵陣からカウンターを受けると、千葉DF安田理大(みちひろ、32)に追加点を献上。川又に続き、「元磐田」の選手にゴールを許した。この日は主将のDF大井健太郎(36)とDF藤田義明(37)の2人がセンターバックで先発出場。開幕戦以来となるベテランコンビが最終ラインの統率を任されたが、相手の鋭いカウンターに対応できなかった。

GK志村滉(24)も「ゼロに抑えたい」と4試合連続で先発出場するも、悪い流れを変えられなかった。課題の守備は直近6試合で10失点。チームは5試合ぶりに敗れた。次戦はアウェー町田戦で、今季初の「中2日」での過密日程となる。下を向いている暇はない。【神谷亮磨】

▽磐田のフベロ監督 前半は決定機をつくっている中で、カウンターから失点してしまった。後半は相手にうまく守られてしまった。