現在J2リーグ15位のモンテディオ山形は23日、同4位のヴァンフォーレ甲府とホーム(NDソフトスタジアム山形)で対戦する。21日は、気温30度を超える炎天下の天童市内で非公開練習を行い、FW北川柊斗(25)と石丸清隆監督(46)がオンライン取材に応じた。

北川は前節のアウェー金沢戦の後半43分に途中出場。無得点だったが、攻めの姿勢は貫いた。石丸監督は「ゴールのにおいを感じさせるプレーはした。推進力を与えてくれたことは、プラスな材料になると思う」と評価する。ここまで4試合すべて途中出場で、プレー時間はわずか13分。北川は「途中出場で爪痕を残さないとスタメンにはなれない。練習からアピールして、監督の中で自分の存在を大きくしたい」と闘志を燃やす。

ルーキーイヤーの18年は17試合1得点の成績で終え、昨年8月には当時J3の北九州(現在J2)に期限付き移籍。北九州では後半戦の11試合で7得点と活躍し、チームの4季ぶりJ2昇格に貢献した。その北九州は現在リーグ2位と好調で、北川は「ほぼ全員(一緒に)やっているメンバー。刺激を受ける分、悔しい面もある」と本音を吐露する。

7月上旬には一般女性との結婚を発表。守るべき存在を得たことで「自分だけじゃなく、2人分頑張らないといけない。必死に試合に出て、結果を残したい」と発奮する。18年4月8日(愛媛FC戦)以来のJ2ゴールを決め、反撃の起爆剤になる。【相沢孔志】