鹿島アントラーズのアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が試合後、この試合での現役引退を発表した元日本代表DF内田篤人(32)への思いを語った。

内田はこの試合の前半16分から途中出場し、試合終了まで約75分間プレーしていた。ザーゴ監督は「本当に彼が出した決断であって、我々監督やクラブ関係者はそれを尊重しないといけない」と切り出し、「けがを負って、やろうとしていることができなかったりだとかでふがいなさがあって、僕は彼とそんなに接していないですが、少ないこの期間で彼がどれだけこのクラブ、サポーターに愛されているかがわかった。日本サッカー、アントラーズのためにやり尽くした気持ちを我々がくみとって、彼が我々にもたらしてくれたものの倍の幸せが、今後の彼の人生にあることを願っています」と話した。

この日の試合では前半6分にG大阪が先制するも、鹿島が後半ロスタイムにDF犬飼智也のゴールで追いつき、1-1で引き分けていた。