20日に引退を電撃発表した鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)が、現役ラストマッチとなったホームのガンバ大阪戦を終えた。引退セレモニーであいさつした後、生中継したNHKBS1のインタビューに応じた。主な一問一答は以下の通り。

 

-試合を振り返って

「(広瀬)陸斗がけがしたんで、やめるのやめようかなって思ってますけど。うそです。はい」

 

-引退について

「鹿島の選手としてモヤモヤを抱えたままプレーするのは違うと思っていたので、自分で決断しました」

 

-チームメートに対して

「いろんな感情が出てしまうので難しい試合にしてしまったなと。勝ち点3がほしかったですけど、ガンバも手ごわい相手でした」

 

-G大阪の宮本監督が「惜しい。まだやれる」と言っていた

「自分の中では、もっとできるはずだなと思ってますし、自分のプレーではなくなったので、決断しました。(決めたのは)最近ではないです。ずっと長く思ってましたし、契約を全うするのもプロだと思いますけど、プロのプレーができないのであれば決断することも、自分の中でプロだと思います。チームメートに失礼だなと思っていましたし。自分が100(%)でできない中で、みんなは練習を頑張っていたので」

 

-どのような約75分間のプレーだったか

「本当はもう少し、やれるんですけどね」

 

-ほかの選手など、引退を惜しむ声が多くの声が耳に届いていた

「ありがたいですし、そういった方々に支えられてプレーしてきました」

 

-ザーゴ監督や犬飼選手、高井通訳も感極まっていた

「自分は人には恵まれてるんで、それは今後も確信できます。ガンバも、ドイツでも、サッカーを通じて出会える人がいたんで、やってこられた」

 

-チームについて

「新しく変わろうとしてる鹿島。勝ち点3を取らなければいけないクラブなんですけど、時間が少しかかるのはしょうがない。今日のサッカーを見てもらえれば、だいぶ押し込んでたと思うし、勝ち点を拾いながらやっていくしかない」

 

-後輩たちに伝えたいことは

「プレーで示せなかったんで、やめます。あとは彼らが頑張ってくれると思います」

 

-14年半という現役生活はどういうものだったか

「仕事です。仕事が終わった感じです。難しいな、質問が。いい言葉が出ないです。多くの人に支えられてきたことに感謝したいです」

 

-第2の人生は

「考えてません。考えてませんというか、1つに絞りたくないので、いろいろなことをやっていきたい」

 

-最後に国内外の視聴者へ

「ドイツでも素晴らしい経験をさせていただいた。すべて僕の力になり、糧となるんで、これからの人生が楽しみです。またどこかでお会いできると思うんで楽しみです」