清水エスパルスは、首位を独走する川崎フロンターレに0-5で敗れた。今年2月のルヴァン杯で1-5と完敗した相手と、半年ぶりに再戦。また5失点し、変わらぬ実力差が示された。これでリーグ戦は3連敗。開幕5連敗に続く泥沼にはまっている。J1通算400勝達成があと1勝に迫るが、4度目の足踏みだ。

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清水は前節から先発5人を入れ替えて臨んだ。立ち上がりから主導権を握られるも、今季初出場のGK大久保択生が序盤から好セーブを連発。猛攻を耐える時間が続いた。だが、前半21分。自陣深くでのパスミスをきっかけに、MF旗手怜央(静岡学園高出)に先制点を決められた。首位チーム相手に、手痛い形でリードを奪われた。

後半に入っても、状況は好転しなかった。同6分に追加点を献上。一矢報いるため、同14分にMF西沢健太が右足で狙うも、GKの好セーブに阻まれた。決定機も数える程度で、その後も力なく失点を重ねた。

完成度の違いを見せつけられ、首位相手に今季リーグ戦最多となる5失点で完封負け。3連敗となった。直近3試合で12失点。守備の整備は最重要課題だ。次節は来月5日、ホームで柏と対する。切り替えるしかない。

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清水MF中村慶太 普段通りのプレーを出せず、クオリティーの差がありすぎた。甘さをなくし、メンタル面も改善していかないといけない。