陽(ひなた)が救世主となるか。セレッソ大阪は4日、浦和レッズ戦(5日、ヤンマー)に向けて大阪・舞洲で調整。その後、リモートでの取材に応じたロティーナ監督はC大阪U-23MF喜田陽(20)のトップチーム抜てきを明かした。

MFデサバトが「筋肉系の負傷」(ロティーナ監督)で離脱中。DF木本をボランチで起用するなどやりくりする中、過密日程で新たな可能性も試す。「U-23から陽はトップチームのメンバーに考えている」と浦和戦のメンバー入りを示唆した。

17年のU-17W杯日本代表メンバーに選出された。昨季はJ2アビスパ福岡への期限付き移籍で武者修行。カップ戦で1試合の出場はあるが、浦和戦に出場すればJ1リーグ戦デビューとなる。

ルヴァン杯は準々決勝で柏レイソルに0-3完敗で敗退した。リーグ戦は首位川崎フロンターレと勝ち点8差の2位。その差を詰めていくためにも、新たな戦力の発掘も必要になる。

指揮官は「今月は重要な月。休みなしで試合が続いていく」。過酷な日程、戦いを新たな力を得て、乗り越えていく。