柏レイソルがFWオルンガの今季15得点目、MF江坂任の2発でガンバ大阪に快勝した。柏は本職センターバック5人のうち、4人が負傷離脱。GK中村も前節清水エスパルス戦で負傷退場し、この日のゴールはGKキム・スンギュが守った。

3バックのG大阪に対し、ネルシーニョ監督はFWオルンガ、呉屋大翔の2トップ、トップ下にMF江坂を配置。ネルシーニョ監督は、オルンガ、呉屋、江坂の前線起用に「相手が3バックで、2トップの最終ラインの駆け引きが相手にとって脅威になる。ボールを奪った瞬間、背後を取ることをやってほしいと伝えていた」と狙いを明かした。指揮官の作戦通り、前半2分、最終ラインのDF古賀のロングパスに抜け出したオルンガが先制点を決めた。

前半40分と後半17分に頭でネットを揺らした江坂は「(2トップの)2人が相手のラインを下げてくれたり、ゴール前にしっかり入ってくれていた。2人とのいい関係もできたかなと思う」と振り返った。前節清水戦は3バックで臨み、この日は4バック。過密日程の中で、メンバーやシステムを替えながら結果を残している。江坂は「監督も細かく説明して落とし込んでくれている。中でも選手同士で話し合いながら、助け合いながらできている」とチームの一体感を口にした。